独立展の若き作家たち-2010
●第77回展より。作品とショートコメント「独立展とは」
杉本克哉
distance/ヘイタイきても、トマトつぶれても・・・
白藤さえ子
極楽の吸引
作品は発表しなければ、誰も見てくれない。表現活動とは発表まで含んだ活動でなければならない。そのため制作活動と同様に発表の場も重要な意味を持つ。「独立展」は私にとって、その重要な発表の一つの場である。 独立展の自由奔放な画風は、私にとって大きな刺激でした。直感でこれだ!と思い迷わず出品を決めました。私にとっての独立展は、絵の技量を磨く場、そして自分自身を高めていく場です。
高松和樹
慎ましく密やかなる抵抗
棚澤 寛
振乱女学生鳥瞰図
以前よりメディアなどで拝見してきた、国内外で活躍する多くのアーティストから直接学べる場、しかも驚くほど気さくに、そして楽しく。 本当ならば自分だけの秘密にしておきたい、『 究極に贅沢な学び舎 』です! きっかけはなんとなくで、後から公募展について考えた。今はマイナスとは感じない。むしろズバヌケないと、と思った。気付けば日本現代美術の礎を築いてきた作家達がすぐ傍にいた。独立は発想と創造を伸ばしてくれる雰囲気だ。
平林孝央
イチョウ
牧田 愛
elementsー共鳴
私にとっての独立展とは、鍛錬の場であると考えています。出品作品を描きあげるのには並々ならぬ精神・体力が必要ですが、毎年独立展での作品に驚き、その中での作品の在り方、感じ方を考えることがとても有意義です。 毎年大作3枚描くのは大変ですが、会員・出品者のご意見から新たな発見があり、創作の意欲に繋がります。また「何が何でも描き続ける」というモチベーションにもなりました。これからもよりよい表現を追求したいと思います。